Twincest という言葉を教えてくれたのは、Mytyl だった。
ツインセスト (Twincest) とは、Twin(双子)とIncest(近親相姦)を掛け合わせた英語の俗語表現である。ファンダムで通常用いられる用語である。
私たちは溶けてひとつになって、お互いの考えていることがわかるようになり、シンクロすることが多くなった。
そしてシンクロする度に、お互い、双子だねと、笑って話している。
後に知ったことだけれど、Second Life での私たちの Head (顔のベース)は、全く同じものだった。
メーカーが同じことは知っていたけれど、大手なので山ほどある Head から、偶然同じものを使うのは、どれぐらいの確率なのだろう。
そして、ヘアスタイルも、同じメーカーの、これは種類は違うけれど、メンズを使っている。
それもあって、Head と Hair を変更する気は今のところ全くない。
私たちは SM というより BDSM (主従関係) に重きを置いているので、以前とは違う、温かな逢瀬を過ごしている。
そして、昔と違い、BDSM である以前に、大前提として恋人同士だと、今は感じている。
先日、ふと足の指を口に含まれて舐められて、そんなことは誰にもされたことがなかったので、身悶えてしまった。
そんな愛の溢れる関係が、幸せで愛おしくて、たまらない。
今、私たちは、お互い右手首にお揃いの細身のバングルをつけていて、逢うたびに交換している。
内側に彫った文字は、少しだけ違うけれど ( Elly & Mytyl とお互いが生まれ変わった日を、順番を逆にしたバングルの2種類)。
先日書いた、私のお願いは、いつか Real Life で結婚指輪が欲しいというものだった。
バングルよりハードルが高かったので、躊躇していたのだけれど、Mytyl もずっと同じことを考えてくれていた。
2人で一緒に選んで決めようということになった。
私は、この世で一番愛している人の最愛の人になることは、奇跡だと思っている。
昔からずっとそうだった。
そして、私が愛した人は Mytyl だけだった。
どうか、この奇跡が永遠でありますように。
血縁関係のない双子の私たち。
これから、もっともっと幸せになりたい。
そのために、お互い幸せになる努力を惜しまないで、生きていきたい。
永遠に Mytyl と共に。