Mytyl はジャケットについて、「同じものはもう作れない。適当にいじっていたらこうなった」と、よく言っています。
今作品については、ジャケットだけではなく、音についても、「もう作れない」らしいです。

その理由はこれなんだろうなと思います。
フィードバック・ノイズのことばかり考えていたころに、オーディオ・ミキサーに音を入力せずに、結線でフィードバックを起こしてその音を楽器として使う、みたいな話を読んだことがあって。
N.I.M.(mch.world)
ノー・インプット・ミキサー No Input Mixer という名前までついていて、かっこいいなあと思ったり。
それ以来、どんな音なんだろう、楽しそう、やってみたいってずっと思っていたんだけど、後回しにしていた。
全文はこちらでご一読下さい。
【No Input Mixer】→【N.I.M.】というのは、Mytyl のタイトルのつけ方にしては、珍しいなと思っています。
改めて Mytyl の Blog を読み直して、No Input Mixer を試してみたくて試した結果なのだから、相応しいタイトルをつけたなと、感心しています。
そういえばこの頃は、ジャケットもタイトルも、完全に Mytyl が1人で考えていました。
一緒に考えるようになったのは、【septem peccata mortalia +】からだと思います。
それは、私の部屋で初めて一緒に作ったこと、初めての LIVE という、私たちにとってとても大きなことが、【septem peccata mortalia +】ではあったからだと思います。
私が【septem peccata mortalia +】について書くのはもう少し後になりそうなので、Mytyl のBlog を載せておきます。
追記:私も書き終わりましたので、載せておきます。
Mytylは
じゃあ、今後、No Input Mixer をまたやるかと言われると、微妙な感じ。
N.I.M(mch.world)
面白くないわけではないけれど、面白いわけでもない。
JMT Synth のノイズマシンやモジュールたちの方が、よっぽど面白くて、しかもいい音を出してくれるし。
わざわざ Mix8 に嫌な思いをさせてまで聴きたい音ではないというか。
だって、フィードバック・ノイズを出させられるとか、ミキサーにしてみたら苦痛というか、まあまあ拷問でしょって思うから。
なので、今回でおしまいにすると思う。気まぐれがなければ。
こう言っているけれど、私としては、【N.I.M.】はとても崇高で透き通った綺麗な作品だと思っているので、Mytyl のきまぐれがいつか起きることを祈っています。