あなたの心の傷を星に変えなさい。
今回の作品はリリースできる状態になってから、私たちの諸事情から、リリースまでかなりかかってしまいました。
初めて聴いた時、最初は小鳥とかそういうイメージだったのですが、最後まで聴いて、また何度か聴いて、私の頭に浮かんだのは、「星」とか「星空」でした。
何度も書いているように、私たちは作品をどのように受け取るかは受け取る側に任せたいと思っていますが、Mytyl と私の間だけは同意見でないと、と、私は思っています。
なので、星に関するタイトルを考えて、タイトルの候補と、ジャケット画像の候補を提案したら、すんなり通ってしまいました。
ジャケットについても、少し修正をして貰いました。
これに関しては、ちょっと私の意見を押し通した感じかもしれません…。
話は変わりますが、私たちは音と同じように、文字を大切にしていると、思います。
お互い読書家(私は圧倒的に Mytyl には負けますが、速読はできますし、執筆でお金を貰っていたこともあります…)なことは、認識していると思います。
なので、その点は確認しなくても同意見だと思います。
だからこそ、フォントにも、私はこだわりがあって、どうしても受け付けないフォントというのが、あったりします。

そのため、今回、この背景画像を選んだのは私ですが、フォントや配置を選んで作り上げたのは Mytyl で、この背景にぴったりなフォントを選んでくれたなと、とても嬉しかったですし、Mytyl のセンスに任せて良かったと思います。
そして、このタイトルは、今の私への自分なりの励ましだとも、思っています。
LIVE でお会いした方は信じられないでしょうが、私は5月に指定難病の3回目の手術で胸椎の一部を削り、ボルトを入れ、術前に執刀医から言われた通り、両足麻痺になり、もう歩くことどころか、立つこともできません。
今は腕の力で車椅子からベッドに、ベッドから車椅子に移乗する練習等をする理学療法のリハビリと、ベッドの上で脚を伸ばして座り、背中を背もたれから離してバランスを取って、足を引き寄せて靴下を履いたりズボンを履いたりする日常生活の練習等をする作業療法のリハビリを、平日は毎日行っています。
術後の経過は良く、手術の傷の痛み等はもうありませんが、リハビリのための入院中で退院時期は未定です。
指定難病のため、治ることはなく、手術も治療目的ではなく、少しでも進行を遅らせるための手術です。
いずれは四肢が動かなくなり、寝たきりになってしまいますが、それによって寿命が短くなることもありません。
誰かを助けたいというのが生き甲斐だった私にとって、誰かの助けなしでは生きられないという現状とこれからの生涯は、絶望しかなく、どうにかして自殺しようとしたと思います、昔の私だったならば。
けれど、来週わざわざ、2日続けて数時間の面会のために、Mytyl が飛行機で私のいない我が家に2泊しに来てくれます。
今はそれまでに台風が過ぎ去って、飛行機が無事飛ぶことを祈るばかりです。
私にとっての星は、Mytyl です。
