タイトルの「再結晶」は化学ではなくて地学の、変成作用のほう、だそうです。
科学も地学も無知な私には、難しいのだけれど、そうらしいです。
この作品は、初めて聴いた時から、私は凄く好きで、早くリリースしようと急かした覚えがあります。
今聴いていても、綺麗な音だなと思います。
ちなみにジャケットは、私が某所で撮影したものを、Mytyl が加工して作ってくれました。
雨上がりに撮影したので、水色の点は雨粒だと思います。
recrystallization
変成作用のほう。
一つ前の記事で、「日常のいろんなことが澱のように心の中に積み重なって淀んで」と書いたけれど、このタイトルを選んだのは、その重みによってわたしの中で結晶化した何かが、ひょんなことで姿を現したような気がしているから。
そしてその「何か」は、あまりきれいではない色に染まってしまったわたしの心の中で、少しだけきれいな色で、少しだけ透明で、少しだけ光を放って、拾い上げられるのを待っていたから。その「何か」は、たぶん、愛。
recrystallization(mch.world)
この「愛」というのは、私からの「愛」だと思い、Mytylにそう尋ねました。
すると、Mytyl に「うーん、私から Elly への愛だと思う」といわれ、本当に本当に、驚いてしまいました。
そして、とてもとても、嬉しかったです。
Mytyl は一時期、状態が余り良くなく、通院するよう説得し、最近やっと身体に合う薬を処方して貰えるようになったところです。
だからこそ、こういう気持ちになってくれて、私は本当に嬉しかったのだと思います。