Concrete Poetry Party Vol.1 – MCH 2nd LIVE

また、忘れられない大切な時間ができました。

【コンクリート ポエトリー パーティー Vol.1 新国誠一トリビュート&カバー】にLIVEパフォーマンスで参加させて頂きました。

Miss Canine Hoe が昨年の7月に初 LIVEをしたenvironment_0g で、今年もLIVEができたことを、まず感謝したいです。
そして、ご覧になって下さった方々、共演させていただいた方々、そして主催の労を執って下さった方々、本当にありがとうございました。

タイムテーブルは以下のような流れでした(敬称略)。

コンクリート ポエトリー パーティー Vol.1
新国誠一トリビュート&カバー

2024/08/25 (Sun) Open 13:30 Start 14:00
¥ 2,000 (incl. 1 drink)
@environment_0g in Osaka

[パフォーマンス]
開会宣言:environment 0g & the Wave
展示・談話・ツイスターゲーム (DJ: Junya Hirano
ライブ:ムム
ライブ:Zenro
ライブ:石原雄治SUPER ULTRA 箱井上大輔菊池航
展示・談話・ツイスターゲーム (DJ: Junya Hirano
新国誠一の詩の朗読:drumtosax+観客飛び入り
ライブ:Miss Canine Hoe
ライブ:江崎將史
ライブ:HIWATASHIJuri SuzueJunya Hirano

[展示]
巴大樹
HIWATASHI
松本和史

このタイムテーブルが送られて来た時、Mytyl はまだ仕事中で、一人でパニックになっていました。
なぜならば、前回は二番手だったので、今回も最初の方だと思い込んでいたので…。
けれど、Mytyl は私ほどは動揺していないようで、初ではない(2回目だけれど)し、行き慣れているから平気なのだろうかと思ったのだけれど、そうでもなかったようです。

出演できるかもな?という程度の5月辺りから、私たちはこの日の LIVE でプロジェクターで映すための映像と音を作り始めました。
最初は、少しずつ、少しずつ進め、順番を何度も並び替えてみて、ある程度固まったところで、Mytyl が本格的な作業を始めました。

なので、20分のこの映像を、私は50回以上は観ているし、もちろん製作していた Mytyl はそれ以上だと思います。
結局、前日の夜も、宿泊先のホテルで映像を少し変更したりしていたので。

私は、Mytyl のしていることを理解しきれていないので、上記で紹介した Mytyl のBlog から引用します。

そもそも「新国誠一のカバー」がテーマだと聞いていた(ような気がする)ので、どこかの記事でも一度?何度も?書いたけど、「彼の詩を図形楽譜として解釈してみたらどうなるだろう?」という発想からスタートし、テーマに沿っていると自分が感じた映画のワンシーンや写真を加工して、間や背景に挟み込んだりしながら、作っていった。
図形楽譜として、とか言ってるけれど、そういう教育を受けているわけではないので、どこまでも自己流でしかないし、動画編集も素人なので、その道のプロならもっと手早く上手にできるんだろうなあと思いながら、気の遠くなるような手作業を繰り返したり。
完成度は観ていただいた方の判断に委ねるしかないけれど、妥協だけはしなかったつもり。

一方で、ファーストアルバムのボーナストラックと同じく、ライブでできあがる作品にしようという企みがあって。
この記事のタイトルにもした「現場性と一回性」こそがライブの醍醐味だと思うし、それを少しでも音に取り入れて完成させたいという思いがあった。
そのために使えるものはなんだろうと考えたら、手もとにあった SOMA laboratory ETHER V2 と、ラジオ。
ETHER V2 でライブハウスの中を漂う電磁波を拾い、ラジオでライブハウスの外で飛び交う電波を拾って、持っていったモジュラーシンセサイザーで/と混ぜ合わせて、Ableton Live で音を整えてから、準備した音源と組み合わせて使うことで、現場性と一回性を多少なりとも盛り込めるのではないかと考えて、やってみた。
混ぜ合わせるのには Bastl Instruments Bestie を使ったんだけれど、これがもう、とんでもなくできるやつで。
今回は USB ケーブルで給電したんだけど、あとから声をかけて下さったお客さんが、乾電池の方が電源の良し悪しに左右されずに、一番いい音で使えると教えてくれたので、次回は乾電池を使ってみようと思う。

なので、それまで私は、映像の音しか聴いていなかったので、LIVEで environment_0g の素晴らしい音響の中、初めて聴く音に涙がこぼれてしまいました。

前回は、指定難病の首の手術で本当ならまだコルセットをしていなければならない時で、体調も悪く、Mytyl を先に残して帰らざるを得なかった私は、今回はいずれ手術が必要だと言われている腰がかなり悪く、歩くのも立つのも難しいため、ほとんどソファに座っていたので、ユニットとして活動しているのに、ただ観ているだけの自分が、惨めでもありました。
けれど、Mytyl がお辞儀をした後、私に向かってピースをしてくれたことで、少しだけ、気持ちが楽になった気がします。

今回のイベントは本当に刺激的で楽しくて感動する、難病が発覚する前に色々と足を運んだ全てのイベントを軽く超えて、私の中で一番のイベントになりました。
皆、新国誠一と向き合っているのに、皆、新国誠一との向き合い方、表現の仕方が異なり、Miss Canine Hoe はある意味スタンダードに向き合ったのかな?とも思いました。
もちろん、悪い意味ではなく。

そして、沢山の Mytyl へのお褒めの言葉を、私はソファに座りながら、耳を澄ませて聴いていました。
Mytyl はもちろん、ここまでの過程を見てきた私も、頑張りが報われたように感じて、また、Miss Canine Hoe はちゃんと成長して行っていると感じられて、とても嬉しく思いました。
そして、Mytyl は頭を下げて「ありがとうございました!」と出番を終え、私に向かって高々とピースしてくれて、私は、色々なことがごちゃ混ぜになり、大声で泣き出しそうでした。

これからプロジェクターで映した映像とLIVEでの音を合わせ、LIVEの映像とMIXさせた動画を YouTube に UP する予定なので、楽しみに、しばらくお待ちください。

YouTube に UPしました。

今後とも、まだまだ未熟な Miss Canine Hoe ですが、どうぞよろしくお願い致します。

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Member of Miss Canine Hoe